会話の心・技・体

武道、スポーツ、囲碁・将棋やかるたまで、あらゆる競技に心・技・体の3つの要素が大事であるように、会話においてもまた心・技・体が大事です。では、会話における心・技・体とは一体どんなものなのでしょう。このブログではそれを9つの原則にまとめて書いていきます。

会話のネタ13「通勤・通学の話題」

 「ツ」は、通勤・通学についての話です。
 どこに住んでいるのか、そこからの通勤・通学手段や時間、学校や勤務先などについての話題です。

 話をこちらから振るときは自己開示から始めましょう。
 自分はどこに住んでいるかや、通勤方法などについて少しずつ明かしていき、相手の反応を見ます。
 相手もまた、自分の住居や、通う手段などについて語り始めたら、この話題はOKということですから、少しずつ話を広げましょう。
 学校や勤務先の名前は、自慢やコンプレックスと直結しがちですから配慮は当然必要です。
 あなたが偏差値の高い学校出身の場合や、有名企業などに勤めている場合は、あなたからはしない方が無難な話題でもあります。
 そうでないと、
「ああ、こいつは自分の学校名(会社名)が言いたくて、この話題を振ってきたんだな」
と取られてしまう場合があるからです。
 相手からしてきた場合でも、あなたの出身校名や勤務先名を明かすのはできるだけ避けて、聞かれた時だけ答えましょう。
 それもいきなり勤め先の名を言ったりせず、「自動車関係です」とか「出版関係です」などと大まかに答えることです。
 さらに聞かれたら名前を明かしましょう。

 あなたが通勤や通学に割と時間がかかる方なのであれば、「電車内ではこんなことして過ごしています」とか「こないだ駅でこんな光景を見かけました」等と言ったことが言えるでしょう。
 この時も、あなたの通勤時間がとても短い場合や、電車なのだけれどいつも座って楽に通勤しているような場合は、やはり自慢ととられないためにも、あなたから明かすのは避けて、相手から出てきた時に、少しずつ明かしていくのが賢明です。

 良い雰囲気の会話のためには、相手への配慮の気持ちを忘れないようにしましょう。