会話の心・技・体

武道、スポーツ、囲碁・将棋やかるたまで、あらゆる競技に心・技・体の3つの要素が大事であるように、会話においてもまた心・技・体が大事です。では、会話における心・技・体とは一体どんなものなのでしょう。このブログではそれを9つの原則にまとめて書いていきます。

会話のネタ18「異性の話題」

 「イ」は、異性についての話です。
 好きな異性のタイプ、恋愛体験、出会いのきっかけ、結婚生活などについての話題です。

 話題を始めるときは、いきなり相手に質問するのではなく、まず自分のことを軽く話してから相手にふるというのがセオリーです。
 ですので、まずは自分のことから話しましょう。
 たとえばあなたが男性なら、街中で髪の短い女性を見たときに、
「私、どちらかというとショートカットの女性が好みなんですよ」
と始めてみる。
 あなたが女性なら、坊主頭の高校生を見たときに、
「実は高校時代の片思いの相手が野球部だったんです」
と始めてみる――こんな感じです。
 そして、
「ところで○○さんはどんな女性(男性)がタイプなんですか」
「初恋の相手ってどんな人でした」
などと聞いてみましょう。
 こういう話をしたい人なら、あなたが聞かなくても、向こうの方から話し始めるかもしれません。

 あなたが仮にモテる人だとしたら、あまりしない方が無難な話題かもしれません。
 自慢ととられ、良くない印象を与えます。
 また、結婚していない人に「いつ結婚するの」と聞いたり、恋人のいない人に「もう彼女(彼氏)いない歴何年?」と無遠慮に問うたりすることも控えたいものです。
 最近はLGBTについての認識もかなり社会的に広まってきました。
 恋愛対象が異性ではない人もいます。
 同性が好きな人、両性とも好きな人、性的興味の無い人など、人の性的嗜好は千差万別です。
 みんな違って当たり前。
 相手とあなたの性的嗜好が異なっていても、それを尊重する姿勢を忘れてはいけません。
 また、あなたがLGBTの場合には、相手によっては避けた方がいい話題でもあります。
 世の中にはLGBTにまだまだ偏見をもつ人が少なくありません。
 あなた自身を守る意味でも、不要な軋轢は避けましょう。
 雑談なら、これまでも紹介してきたように、異性以外の話題もたくさんあるのですから。