会話の心・技・体

武道、スポーツ、囲碁・将棋やかるたまで、あらゆる競技に心・技・体の3つの要素が大事であるように、会話においてもまた心・技・体が大事です。では、会話における心・技・体とは一体どんなものなのでしょう。このブログではそれを9つの原則にまとめて書いていきます。

会話には「あそび」が必要

 結論から言うと、自分にとって役に立たないと思われる話でも上機嫌で聞いてあげましょうということです。
 会話の原則4「笑顔」
 会話をしようと思っているということは、その人はあなたにとって少なからず大事な人ということですよね。
 ならば笑顔で話を聞くことです。
 会話の中身に意味が無いと思われることであっても、「相手と良好な関係を築く」という意味があります。

 会話のネタに次のものがあります。

「適度に整理すべし」
 テレビ・気候・道楽・ニュース・生活・田舎・旅行・スター・勉強・仕事

「たちつてと中に入れ」
 食べ物・地域・通勤通学・天気・富・名前・体・ニュース・はやり・異性・レジャー

「裏木戸に立ちかけせし衣食住」
 裏話・気象・道楽・ニュース・旅・知人・家庭・健康・性・仕事・衣・食・住

「楽しく話すコツ」
 旅・乗り物・仕事・国・はやり・長生き・スポーツ・子ども・通信

 これらの会話ネタに、特に意味があるというわけではありませんよね。
 テレビや道楽の話は、何か有益なことを目的にするのではなく、雰囲気作り、関係作り、場つなぎで行うものです。

 自動車の運転でいうところのハンドルの「あそび」です。
 「あそび」が無かったら、ちょっとハンドルを動かしただけで、車の進路が大きく変わってしまいます。
 危険ですね。
 なめらかに進路変更できるためにはハンドルの「あそび」は必須です。

 なめらかに会話を行うためにもまた「あそび」が必須であり、それが上記の「適度に整理すべし」「たちつてと中に入れ」「裏木戸に立ちかけせし衣食住」「楽しく話すコツ」なのです。
 この、一見、中身に意味が無さそうな会話ネタは、なめらかな会話のために必須の「あそび」です。
 相手がどのような話題をしてきても(それがあなたにとって無意味に思えたとしても)、笑顔、上機嫌で会話しましょう。