会話の心・技・体

武道、スポーツ、囲碁・将棋やかるたまで、あらゆる競技に心・技・体の3つの要素が大事であるように、会話においてもまた心・技・体が大事です。では、会話における心・技・体とは一体どんなものなのでしょう。このブログではそれを9つの原則にまとめて書いていきます。

役に立とうが立つまいが友達は大切なもの

 結論から言うと、損得勘定抜きで会話しましょうということです。
 ビジネス、商談ならもちろん損得勘定は重要な要素です。
 ですが、日常の雑談でしたら、
「これは自分にとって有益か」
「無駄話は時間の浪費だ」
などといった損得勘定は抜きにして、笑顔で会話しましょう。

 あなたが笑顔で会話していれば、あなたの周りに自然と人が集まります。
 友達も増えます。

 あなたが幼い子どものころ、
「こいつと友達なら得だな」
「あいつと付き合うと損だ」
といった損得勘定をもっていたでしょうか。

「一緒にいると面白い」
「遊ぶと楽しい」
「なんか気が合うな」
 ただそれだけで友達になっていたはずです。

「自分の役に立つ奴とだけ友達になろう」
「こいつちょっと利用してやろう」
 そんなふうには思わなかったでしょう。
 でも、だんだん大人になるにつれて、そういう考えをもつようになる人もいるようです。
 大人になって本当の友達ができにくいのは、そういうことかもしれませんね。
 友達は、役に立つとか立たないとかいったものではありません。
 役に立とうが立つまいが、友達は大切なものなのです。

 また、あなたがいつも笑顔で会話していると、話しかけやすい人ということで、いろいろな人から仕事を頼まれるようになるでしょう。
 それを損だと思いますか?
 いえいえ、それはものすごく得なことなのです。
 たくさん仕事を頼まれ、それらを真摯にこなしていってみましょう。
 周りからの評判はよくなるし、何より成果を上げ、出世にだってつながるのです。

 役に立とうが立つまいが友達は大切です。
 損得勘定抜きで笑顔で会話しましょう。