「そうですよね、分かります」
結論から言うと、相手の立場に立ちましょう、「そうですよね、分かります」と言いましょうということです。
会話の原則6「合わせる」
相手の立場に立ち、相手に話を合わせましょう。
失業して困っている、病気で苦しんでいる、失恋して辛い思いをしている――相手がそんな話をしてきたときには、相手の立場に立ち、話題を相手に合わせます。
ここで、テレビの話をしたり道楽の話をしたり旅行の話をしたりスポーツの話をしたりするのはトンチンカンですよ。
相手の話を聞いたら、「そうですよね、分かります」と返しましょう。
「自分の悩みがおまえに分かるもんか!」
中にはこう言う人もいるかもしれません。
でも、「分かります」というのは、言葉の意味が分かったということですからね。
古代ヘブライ語とかラテン語とかではなく、日本語ですから言葉の意味は分かったわけです。
あとは、「そうか」「そうなんだ」「そうだね」「そうだよねーー」と「そ」で聞いてあげればいいのです。
悩みは吐き出すだけで癒し効果があります。
ぬいぐるみに向かって悩みを話すのでも、十分気持ちを軽くするのに効果があるそうです。
あなたは相手にとっての、悩みを受け止めるぬいぐるみになったつもりで話を聞いてあげましょう。
ぬいぐるみは黙っていますが、「そうか」「そうなんだ」と返しながら聞いてくれるあなたの方が、より相手を癒します。
相手の立場を想像し、相手の立場に立ちましょう。