会話の心・技・体

武道、スポーツ、囲碁・将棋やかるたまで、あらゆる競技に心・技・体の3つの要素が大事であるように、会話においてもまた心・技・体が大事です。では、会話における心・技・体とは一体どんなものなのでしょう。このブログではそれを9つの原則にまとめて書いていきます。

映像が思い描けるように話をしよう

 話のうまい人は描写が巧みです。
 聞いた人の頭の中に、まるで映像が浮かぶような話し方をします。
 そのような話し方のこつは、次のようなものです。

【色を入れて話す】
(例)真っ赤な夕焼け。真っ青な海。真っ白い雪景色。深い緑色の森。

【数を入れて話す】
(例)20mはありそうな木だった。30人ぐらいに取り囲まれて。気温はマイナス10度だったらしい。

【擬音を入れて話す】
(例)ガシャンと大きな音が。気持ちがもやもやとして。ワンワンとうるさく犬がほえて。

【たとえを入れて話す】
(例)般若みたいな顔。石のように黙っている。今にも爆発しそうにふくらんだ。

【五感を入れて話す】
(例)目が痛くなるくらいまぶしかった。鼻が曲がるかと思ったひどいにおいだった。舌の感覚が無くなる辛さだった。あまりの寒さに皮膚が凍るかと思った。