会話の心・技・体

武道、スポーツ、囲碁・将棋やかるたまで、あらゆる競技に心・技・体の3つの要素が大事であるように、会話においてもまた心・技・体が大事です。では、会話における心・技・体とは一体どんなものなのでしょう。このブログではそれを9つの原則にまとめて書いていきます。

「髪切った?」

 テレビ番組「笑っていいとも」でタモリさんがゲストに多用していた問いが「髪切った?」でした。
 職場の同僚や学校のクラスメートが髪型変えて来た時、どう声をかけるのがいいでしょうか。
 単純に
「髪切った?」
がいいでしょう。
 昔からよく言われるのが“失恋した女性は髪を切る”というものです。
 だからといって、
「失恋した?」
「何かイヤなことでもあったの?」
と聞いたのではどうでしょう。
 場の雰囲気が暗くなってしまいます。
 そうならないためには、逆に、
「何かいいことあった?」
と聞くことですが、相手は実際のところ失恋しているのかもしれません。
 ちょっと難易度の高い問いですので、自分と相手との関係性を考え、言っても大丈夫な相手であれば発してよい言葉でしょう。
「あ、似合ってるね」
ならば、髪を切った理由が良いものであっても、悪いものであっても、特に意味がなかったのであっても使えます。
 相手が髪型変えているのに気づいたら、
「髪切った?」
「似合ってるね」
等と声をかけましょう。