会話の心・技・体

武道、スポーツ、囲碁・将棋やかるたまで、あらゆる競技に心・技・体の3つの要素が大事であるように、会話においてもまた心・技・体が大事です。では、会話における心・技・体とは一体どんなものなのでしょう。このブログではそれを9つの原則にまとめて書いていきます。

電話を受けたら「お世話になっております」。話しかけるなら「お忙しいところすみません」

 電話を受け、相手が名乗ったら
「お世話になっております」
と言います。
 社会人の電話対応の基本中の基本ですね。
 電話の相手があなたが個人的に知らない人でも関係ありません。
 会社としてお世話になっている人かもしれないのです。
 いえ、仮に間違い電話でかけてきた相手であっても関係ありません。
 もしかしたら、この間違い電話をきっかけに会社の顧客になってくれるかもしれません。
 先に相手が
「お世話になっております」
と言った時は、
「こちらこそ」
と返します。
 実際のところお世話をしているのは自分なのだから、
「こちらこそ」
と返す筋合いはない――などとケチなことを言いません。
 あなたの知らないところでお世話になっている場合だってあるのです。
 職場で人に話しかけるときは、
「お忙しいところすみません」
です。
 たとえ、相手が椅子にふんぞり返って大あくびしてヒマそうな人であったとしても、
「お忙しいところすみません」
と言います。
 もしかしたら、相手は夕べ徹夜で仕事をしてくれていたのかもしれません。
「お世話になっております」
「こちらこそ」
「お忙しいところすみません」
は、社会人の定番のフレーズです。
 覚えておきましょう。