会話の心・技・体

武道、スポーツ、囲碁・将棋やかるたまで、あらゆる競技に心・技・体の3つの要素が大事であるように、会話においてもまた心・技・体が大事です。では、会話における心・技・体とは一体どんなものなのでしょう。このブログではそれを9つの原則にまとめて書いていきます。

返事に困ったら

「不治の病にかかってしまった」
「大切な人が亡くなった」
 こんな話を聞かせられたら返事に困ります。
 会話の原則を使いましょう。
 会話の原則5「繰り返す」
「父が大けがをしてしまったんだ」
「お父様が大けがをなさったんですね」
「娘が受験に失敗してしまって」
「受験に……そうなんですか」
という具合です。
 言葉をまるまる繰り返すと機械的ですから、一部を繰り返すと自然です。
 会話の原則6「合わせる」
 ここでは、相手の気持ちにこちらの気持ちを合わせているということを表現します。
 相手の気持ちをこちらで言葉にしてあげるのです。
「母が病気になってしまって」
「それはお辛いですね」
「商売で大赤字を出してしまったんだ」
「悔しいですよね」
 会話の原則9「受け答える」
 相手の言葉を受け、それに応えます。
 うんうんと首を縦に振ったり、
「そうか」
「そうだったんですか」
「そうですよね、分かりますよ」
と、「そ」で始まる言葉で答えたり。
 重い話題、つらい話題、苦しい話題、悲しい話題などの時は、このようにしてみましょう。