会話のNG行動1「否定する」(会話の原則1「否定しない」に反する)
あなたが相手の話を聞いていて、
「ん? 何を言ってるんだ」
「それはそうじゃないだろ」
「間違ってるよ」
と感じることがあると思います。
そこで言葉で
「君は誤っている!」
と口に出してしまったらどうなるでしょう。
相手の心にはシャッターが降りてしまうかもしれませんね。
立場上、あなたが強い場合、相手は表面的には従うそぶりを見せるかもしれません。
でも、心はあなたを拒絶しています。
以後、良好な関係を維持するのは難しくなりますね。
それが学術的な論戦とか、法律的に白黒はっきりさせなければならない時ならば、相手を否定する場面もあるでしょう。
しかし、それが雑談レベルなのであれば、否定することは無いのです。
黙って聞いていればいいのです。
しょせんは雑談です。
「鉄腕アトムのマンガを描いたのは石ノ森章太郎だよね」
雑談の中で相手がそう言っても黙っていればよろしい(正解は手塚治虫)。
雑談で言い争いをする必要はありません。
何か言わなければならない時は、
「ああ、そうでしたっけ」
「すみません、詳しくなくて」
「へえ~~」
等々、当たり障りのないリアクションを返していればよろしい。
相手が言ったことを否定しないようにしましょう。