会話の心・技・体

武道、スポーツ、囲碁・将棋やかるたまで、あらゆる競技に心・技・体の3つの要素が大事であるように、会話においてもまた心・技・体が大事です。では、会話における心・技・体とは一体どんなものなのでしょう。このブログではそれを9つの原則にまとめて書いていきます。

会話のNG行動6「相手に合わせない」(会話の原則6「合わせる」に反する)

 演奏だってダンスだって、お互いの息が合っていなければいいものはできませんよね。
 会話だって同じです。
 お互いの息を合わせて、いい会話を作り上げていくのです。
 ペースも、感情も、内容も、あなたから相手に合わせるのです。
 相手が小さい声で話しているなら、あなたも合わせて小さい声で。
 相手がゆっくり話しているなら、あなたも合わせてゆっくりした話し方で。
 相手が嬉しそうに話しているなら、あなたも共感して嬉しそうな態度で。
 相手がつらそうに話しているなら、あなたも共感して神妙な顔つきで。
 相手が車の話をしているなら、あんたはたとえ車に興味が無くても興味のある素振りで。
 相手が知らないアイドルの話をしてくるなら、あなたは知らないので教えてもらおうという姿勢で。
 このように、相手に合わせることで、会話は弾むようになるのです。
 相手の会話のペースも、感情も、内容もみんな無視して、あなたはあなたで勝手に話をしたら、会話が弾むどころか、会話自体が噛み合いません。
 そもそも、それじゃあ、会話する意味がありませんよね。
 相手がアニメの話をしてきたのに、あなたが、
「俺はアニメの話なんかしたくないよ。
 俺が話をしたいのはゴルフについてだ」
と言ったのでは、会話自体成立しません。
 会話を成立させ、弾ませるには、相手に合わせることです。
 会話相手に合わせましょう。