会話の心・技・体

武道、スポーツ、囲碁・将棋やかるたまで、あらゆる競技に心・技・体の3つの要素が大事であるように、会話においてもまた心・技・体が大事です。では、会話における心・技・体とは一体どんなものなのでしょう。このブログではそれを9つの原則にまとめて書いていきます。

子どもに「間違えちゃったね」と言うのは間違い

 子どもが学校からテストを持って帰ってきました。
 たとえば、10問中3つ間違って70点だったとしましょう。
 でも、本人は大して気にしていない様子です。
 それなのに、わざわざ、
「3つ間違えちゃったんだね」
といわゆるマイナス要因を口に出して音声化する必要はありません。
 会話の原則7「ほめる」
 こう言いましょう。
「この前は60点だったのに、上がったね。やったじゃない!」
「これ、結構むずかしいよね。70点も取ったんだ。すごいね!」
 ほめようは、いくらでもあります。
 マイナス要因を言葉にして告げられれば、子どもの脳にはそのマイナス要因が刻み付けられます。
 子どもの自己肯定感、自尊感情を低下させてしまいます。
 ほめましょう。
 もし、20点のテストを見せに来たとしても、
「20点のテストでも、ちゃんと隠さないで見せてくれたんだね。そんな正直な姿が嬉しいよ」
 ほめようは、いくらでもあります。