会話の心・技・体

武道、スポーツ、囲碁・将棋やかるたまで、あらゆる競技に心・技・体の3つの要素が大事であるように、会話においてもまた心・技・体が大事です。では、会話における心・技・体とは一体どんなものなのでしょう。このブログではそれを9つの原則にまとめて書いていきます。

断るときでも「ありがとう」

 人から誘われて、断らなければならない時がありますね。
「今度、飲みに行かない?」
「あの映画、一緒にどう?」
「明日の休み、買い物しようよ」
 せっかくのお誘いですが、気が進まなかったり、用事があったりしたら、行けませんよね。
 そういう時は、きちんと断ります。
 あいまいな返事をすることや返事を保留することは、あなたにとっても相手にとってもメリットがありません。
 はっきりするまで、どちらも次の行動を取れないわけですから。
 あなたがはっきり断ってくれれば、相手は他の人を誘ったり、一人で行くことにしたりといった次の行動をとれるのです。
 ただ、この時、一言そえるべき言葉があります。
「ありがとう」
です。
 ただ断るだけだと、ちょっと強かったり冷たかったりする印象を相手に与えかねません。
「誘ってくれてありがとう。でも、ちょっと都合悪くて行けないんだ」
 このようにお誘いに対する感謝の言葉を付け加えて断ります。
 もし、あなたが相手にまた誘ってほしいのなら、
「今回は都合悪いけれど、次回はぜひ行きたいからまた声かけてね」
などと言っておけばいいのです。
 お誘いを断るときでも、
「ありがとう」
を忘れないようにしましょう。