会話の心・技・体

武道、スポーツ、囲碁・将棋やかるたまで、あらゆる競技に心・技・体の3つの要素が大事であるように、会話においてもまた心・技・体が大事です。では、会話における心・技・体とは一体どんなものなのでしょう。このブログではそれを9つの原則にまとめて書いていきます。

損得勘定抜きで会話しましょう。 あなたは損得勘定で人付き合いをしていますか。 お金が儲かる人とは関係をもつけれど、そうじゃない人とは関わらない。 中にはそういう人もいるでしょう。 でも、この文章を読んでくれている人の中には、違う人の方が多いのではないでしょうか。 会話もまた同じです。 「この話は得するな」 「この話はおもしろいな」 「この話はつかえるな」 そういう時は、身を乗り出して、いかにも興味津々という態度で話を聞くのに、 「この話は何の得もないな」 「この話はつまらないな」 「この話はつかえな

損得勘定抜きで会話しましょう。

あなたは損得勘定で人付き合いをしていますか。
お金が儲かる人とは関係をもつけれど、そうじゃない人とは関わらない。
中にはそういう人もいるでしょう。
でも、この文章を読んでくれている人の中には、違う人の方が多いのではないでしょうか。

会話もまた同じです。
「この話は得するな」
「この話はおもしろいな」
「この話はつかえるな」
そういう時は、身を乗り出して、いかにも興味津々という態度で話を聞くのに、

「この話は何の得もないな」
「この話はつまらないな」
「この話はつかえないな」
そういう時は、あからさまにつまらなそうな、不機嫌な態度で話に臨む。
そういう人は、得するときだけ人と関わる打算的な人間と思われてしまうでしょう。
それでは、そのほうが、あなたにとって
「損」
ですよ。
ご用心です。

会話は砂金探しのようなものです。
つまらないと思われる話の中にも、砂の中に光る砂金のように、光るものが含まれていることがあります。
同じ話を聞いても、それを見つけ出せる人もいれば、気付けない人もいることでしょう。
たとえ何も得るところが無いような話と感じたとしても、その話に一生懸命応じたことで、少なくとも会話相手とは良好な関係をもてたはずです。
損得勘定抜きで、一生懸命会話に参加しましょう。