会話の心・技・体

武道、スポーツ、囲碁・将棋やかるたまで、あらゆる競技に心・技・体の3つの要素が大事であるように、会話においてもまた心・技・体が大事です。では、会話における心・技・体とは一体どんなものなのでしょう。このブログではそれを9つの原則にまとめて書いていきます。

短い文で伝えましょう 長々した文は 書かれたものでも話されたものでも 読みにくいし聞き取りにくいものです たとえば―― 昨日、本屋に行ったら買おうと思っていた雑誌が無くて、2件目の本屋に行ったらそこにも無くて、3件目の本屋に行ったらそこにも無くて、4件目でやっと1冊残っていたから買おうと思ったら、タッチの差で他の客に持っていかれて、5件目でやっと手に取ることができてレジに持っていったら、なんと財布が無くて、取りに家に帰ったらどこにも無くて、よくよく探したらなんと持っていた鞄の底の方に財布があってまいっち

短い文で伝えましょう
長々した文は
書かれたものでも話されたものでも
読みにくいし聞き取りにくいものです
たとえば――

昨日、本屋に行ったら買おうと思っていた雑誌が無くて、2件目の本屋に行ったらそこにも無くて、3件目の本屋に行ったらそこにも無くて、4件目でやっと1冊残っていたから買おうと思ったら、タッチの差で他の客に持っていかれて、5件目でやっと手に取ることができてレジに持っていったら、なんと財布が無くて、取りに家に帰ったらどこにも無くて、よくよく探したらなんと持っていた鞄の底の方に財布があってまいっちゃったよ

これ、長過ぎですよね
聞いている方も、これだと会話の原則9「受け答える」ができません
いったいどこで相槌を打てばいいのか、タイミングが取れないからです
だから次のように言いましょう

昨日、本屋に行ったら買おうと思っていた雑誌が無かったんだ
2件目の本屋に行ったらそこにも無かったんだ
3件目の本屋に行ったらそこにも無かったんだ
4件目でやっと一冊残っていたんだ
だから買おうと思ったら、タッチの差で他の客に持っていかれてしまったんだ
5件目でやっと手に取ることができてレジに持っていったら、なんと財布が無いのさ
取りに家に帰ったんだけど、どこにも無くてさ
よくよく探したらなんと持っていた鞄の底の方に財布があったのさ
まいっちゃったよ

これならば聞いている方も、相槌を打ったり、
「へえ~~」
と感嘆したりしながら聞くことができます
何より、短い文のほうが、読みやすいし、聞きやすい
つまり分かりやすいのです
短い文で伝えましょう