会話の心・技・体

武道、スポーツ、囲碁・将棋やかるたまで、あらゆる競技に心・技・体の3つの要素が大事であるように、会話においてもまた心・技・体が大事です。では、会話における心・技・体とは一体どんなものなのでしょう。このブログではそれを9つの原則にまとめて書いていきます。

「自分に落ち度がある場合は言い訳しない。自分に落ち度が無い場合は言い訳しよう」 豊臣秀吉がまだ木下藤吉郎と呼ばれて織田信長に仕えていた頃 冬、藤吉郎が信長の履く草履を懐に入れて温めていたという有名な話があります 信長が草履を履いた時、温かい事に気付いた信長は 「猿(当時、信長は藤吉郎をこう呼んでいました)、貴様、あるじの草履を尻の下に敷いておったか!」 と怒ったそうです この時、藤吉郎は直ぐに言い訳をしました 「いいえ信長様。信長様が履く時つめたくないようにと草履を懐で温めておいたのです」と もしこの時

「自分に落ち度がある場合は言い訳しない。自分に落ち度が無い場合は言い訳しよう」

豊臣秀吉がまだ木下藤吉郎と呼ばれて織田信長に仕えていた頃
冬、藤吉郎が信長の履く草履を懐に入れて温めていたという有名な話があります
信長が草履を履いた時、温かい事に気付いた信長は
「猿(当時、信長は藤吉郎をこう呼んでいました)、貴様、あるじの草履を尻の下に敷いておったか!」
と怒ったそうです
この時、藤吉郎は直ぐに言い訳をしました
「いいえ信長様。信長様が履く時つめたくないようにと草履を懐で温めておいたのです」と
もしこの時、藤吉郎がきちんと言い訳をしていなかったとしたらどうだったでしょう
気性の荒い信長の事です
藤吉郎は殺されていたかもしれません
きちんと言い訳できたからこそ、藤吉郎は命を永らえることができたのです
第一、信長のためを思ってこその藤吉郎の行い
藤吉郎には何の落ち度もありませんでした
信長にも何の迷惑もかけていませんですし
このように自分に落ち度が無いにも関わらず、他人から誤解を受けた場合はきちんと言い訳をすべきなのです
「言い訳」というと何だか印象が良くないですか
ならば「きちんと説明をすべきなのです」と言いましょうか

これが自分に落ち度があった場合は別ですよ
たとえば単に寝坊して約束に遅刻した場合
これは完全に遅刻した人に落ち度があります
相手にも迷惑をかけています
言い訳すべきではありません

あなたに落ち度が無い誤解の場合はきちんと説明を果たしましょう
でも落ち度があって相手に迷惑をかけた場合は言い訳をしないできちんと謝罪しましょう