会話の心・技・体

武道、スポーツ、囲碁・将棋やかるたまで、あらゆる競技に心・技・体の3つの要素が大事であるように、会話においてもまた心・技・体が大事です。では、会話における心・技・体とは一体どんなものなのでしょう。このブログではそれを9つの原則にまとめて書いていきます。

「『のび太のくせに』と言わない」 人の意見を否定する時、相手の人格を攻撃していませんか 「ドラえもん」でよく見かける 「のび太のくせに生意気だ」 というアレです これは相手の意見ではなく、相手の人格を攻撃しています 「おまえの意見は間違いだ。なぜならおまえが言うからだ」 こう言っている事になるのですね たいへん相手に対して失礼な言動ですし、その台詞を言う人間は傲慢です 日本人は議論が下手だと言います 反対意見を言う事が、相手への攻撃になり、それが喧嘩になってしまうのですね 外国人は、激しい議論を戦

「『のび太のくせに』と言わない」

人の意見を否定する時、相手の人格を攻撃していませんか
ドラえもん」でよく見かける
のび太のくせに生意気だ」
というアレです

これは相手の意見ではなく、相手の人格を攻撃しています
「おまえの意見は間違いだ。なぜならおまえが言うからだ」
こう言っている事になるのですね

たいへん相手に対して失礼な言動ですし、その台詞を言う人間は傲慢です
日本人は議論が下手だと言います
反対意見を言う事が、相手への攻撃になり、それが喧嘩になってしまうのですね

外国人は、激しい議論を戦わせても、その後は談笑したりといった場面を見かけます
ところが、日本人がひとたび激しい議論をしようものなら、その後は口も聞かない――といった場面を見かけます

議論という文化が根付いておらず、その面において成熟していない――未熟なのですね

議論は、いわば格闘技のようなもので、喧嘩とは違います
反論する時は、あくまでも相手の意見にポイントを絞って述べ、相手には常に敬意を払い、議論終了後は普通に会話ができる――いつもこうでありたいものです

議論の掟 議論が苦手な日本人のために (ディスカッションノオキテ)

議論の掟 議論が苦手な日本人のために (ディスカッションノオキテ)

  • 作者:白川 司
  • 発売日: 2019/04/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)