会話の心・技・体

武道、スポーツ、囲碁・将棋やかるたまで、あらゆる競技に心・技・体の3つの要素が大事であるように、会話においてもまた心・技・体が大事です。では、会話における心・技・体とは一体どんなものなのでしょう。このブログではそれを9つの原則にまとめて書いていきます。

「問うのは、相手から何か知りたい事があるためだ。相手を攻撃するためではない。あなたの問いは、質問ではなく、詰問に、問い詰める言い方になっていないか」 先日、有名スポーツ選手が試合後のインタビューを拒絶した事が大きな話題になりました 当初はその事に批判が集まりましたが、当該の選手が実は心の病だった事を告白すると世論は一転、インタビューをさせる側の方に集まりました 確かに、スポーツ選手は当該のスポーツは得意でしょうが、言葉の受け答えが得意とは限りません それに試合内容について、インタビューする側は辛らつ

「問うのは、相手から何か知りたい事があるためだ。相手を攻撃するためではない。あなたの問いは、質問ではなく、詰問に、問い詰める言い方になっていないか」

先日、有名スポーツ選手が試合後のインタビューを拒絶した事が大きな話題になりました
当初はその事に批判が集まりましたが、当該の選手が実は心の病だった事を告白すると世論は一転、インタビューをさせる側の方に集まりました

確かに、スポーツ選手は当該のスポーツは得意でしょうが、言葉の受け答えが得意とは限りません

それに試合内容について、インタビューする側は辛らつな問いを投げかけたり、試合とは関係ないプライベートな問いをぶつけたりする事があります
インタビューされるスポーツ選手にしてみれば大きなストレスでしょう
いつも試合内容が良いとは限りませんし、敗北した後などは精神状態も沈んでいます
そこに、聞かれたくないような問いをぶつけられてこられたのではたまったものではありません

そうなってくると、それはもう、質問ではなく詰問ですね
問い詰めている
問う事によって、相手を追い詰めているのです
攻撃しているのです

振り返って、私達はどうでしょうか
周りの人間に対し、問う事による攻撃「詰問」をしていないでしょうか

「人の振り見て我が振り直せ」と言います
「問う」という行為は、十分他人を攻撃する行いになりえます
人にものを問う時は、配慮のある問いかけを心がけたいものですね