会話の心・技・体

武道、スポーツ、囲碁・将棋やかるたまで、あらゆる競技に心・技・体の3つの要素が大事であるように、会話においてもまた心・技・体が大事です。では、会話における心・技・体とは一体どんなものなのでしょう。このブログではそれを9つの原則にまとめて書いていきます。

「何度言ったら分かるんだ!」じゃない「何度でも優しく笑顔で言ってあげよう」 人に何かを言う時のコツは感情のスイッチをオフにする事です 淡々と伝える 注意しなければならないことがあったら、穏やかに声をかけ、その場をいったん離れましょう しばらくしたら戻ってきて、もし改めている様子があれば、ほめてあげればいいし、そうでないなら、また穏やかに注意します ここで声を荒げて、相手が言動をあらためるまで粘るなどということをしてはいけません 戦いになってしまいます 相手がテコでもあなたに従うまいとしている時など、あな

「何度言ったら分かるんだ!」じゃない「何度でも優しく笑顔で言ってあげよう」

人に何かを言う時のコツは感情のスイッチをオフにする事です
淡々と伝える
注意しなければならないことがあったら、穏やかに声をかけ、その場をいったん離れましょう
しばらくしたら戻ってきて、もし改めている様子があれば、ほめてあげればいいし、そうでないなら、また穏やかに注意します
ここで声を荒げて、相手が言動をあらためるまで粘るなどということをしてはいけません
戦いになってしまいます
相手がテコでもあなたに従うまいとしている時など、あなたも言う事を聞かせようと声を大きくしたりすると、お互い感情のインフレーションが起きて大喧嘩にだってなりかねません
たとえ相手が声を荒げても、あなたは淡々と注意し、その場を離れましょう
感情はフラットのまま、水滴が岩に落ち続けるように、淡々と、淡々と、注意を繰り返します
いずれ、水滴が岩に穴を空けてしまうように、あなたの注意はかたくなな相手の心に通じる時がくるかもしれません
(こないかもしれません。でも、続けましょう)

あなたが会社の上司ならば、あなたの言動を他の部下たちは見ています
あなたが一人の部下の問題行動を決して容認してはいないのだということを他の部下にも示すことになります
たとえその問題部下があなたの言うことに従わなかったとしても、あなたはそれを良しとしていないということが、職場全体に伝わることは重要です
あなたが淡々と注意し続けるということは、職場全体に
「あの行いは良くないことだと上司もちゃんと認識している」
という事を知らしめるという効果もまたあるのです
淡々と注意を続けるということは、
「上司はちゃんと言うことを聞かせようとしているぞ」
というメッセージと、
「それは良くない事だと上司はちゃんと分かっているぞ」
という2つのメッセージを職場全体に発することになるのですね