会話の心・技・体

武道、スポーツ、囲碁・将棋やかるたまで、あらゆる競技に心・技・体の3つの要素が大事であるように、会話においてもまた心・技・体が大事です。では、会話における心・技・体とは一体どんなものなのでしょう。このブログではそれを9つの原則にまとめて書いていきます。

Q.034 身近にいる不幸せな人を幸せにしてあげたいです

A.034
まず、自分が幸せになりましょう


人はみんな、その人の課題をこなしながら人生を生きています
人は人の課題をやっています
自分は自分の課題をやりましょう

幸せは自分でなるものです
誰かにしてもらうものではありません
結婚の失敗でよくあるのが、「配偶者に幸せにしてもらおう」という姿勢です
結婚してたって、夫は夫で、妻は妻で幸せになろうという姿勢でいなければなりません
「配偶者を幸せにしてあげよう」
ならともかく
「配偶者に幸せにしてもらおう」
では結婚は失敗するでしょう

さて、不幸せな人を幸せにしてあげたいという気持ちは立派ですが、その前に、自分は果たして幸せですか
「自分は不幸せでもいい、でも、あの人は幸せにしてあげたい」
これ、なかなか難しい事です

分かりやすくお金を例にしましょう
すごく貧しい人が、別の貧しい人を「お金持ちにしてあげたい」と言って、果たしてできるでしょうか
まず、自分がお金持ちになり、それから、自分がお金持ちになる事ができたその「お金持ちへのなり方」を、その貧しい人に教えたり、あるいは資金援助をしたりといった事になるのが通例でしょう
だから、誰かをお金持ちにしてあげたいとなったら、まずは自分がお金持ちになる事です

もし、誰かを幸せにしてあげたいなら、まずは自分が幸せになりましょう
そして、自分が幸せになる事ができたその「幸せへのなり方」を、その不幸せな人に教えたり、あるいはなんらかの支援をしたりといった事になるでしょう