会話の心・技・体

武道、スポーツ、囲碁・将棋やかるたまで、あらゆる競技に心・技・体の3つの要素が大事であるように、会話においてもまた心・技・体が大事です。では、会話における心・技・体とは一体どんなものなのでしょう。このブログではそれを9つの原則にまとめて書いていきます。

Q.038 不倫しています。愛があるなら、相手は配偶者と離婚すべきですよね

A.038
相手を困らせないのが愛です


不倫に至ったいきさつはいろいろでしょうが、相手は既婚者なのですね
おそらく、
「時間が経ったら離婚する」
とか
「本当に愛しているのはあなただけ」
とか言われているのではないでしょうか

相手が直ぐに離婚しないという事は、直ぐに離婚しないだけの理由があります
たとえば、配偶者との関係は冷めていても、子どもは可愛いのかもしれません
世間体や仕事上の絡みから(仕事先の人の子どもと結婚しているとか)離婚が難しいのかもしれません
そんな相手に、愛を理由に
「離婚して」「別れて」
と迫るのは相手を困らせています
愛ではありません
それは自分中心に物事を考えているエゴです
まず「あたえ」それから「いただける」のが「あい」です
このままの関係でもいい
相手を困らせない範囲で、楽しく関係を続けていけるのであれば――それぐらいの気持ちでいましょう
相手の家庭を破壊し、配偶者から恨みをかい――それでは、自分も相手も幸せに離れません

「いやだ」というのであれば、不倫関係を解消し、新しい相手を探す事です
「そんなのは納得できない。何が何でも相手を離婚させ、私は結婚する。略奪愛だ!」
もし、そうとしかできないのであれば、今回の人生では、そうやっていくとどうなるのかを学び成長するというのが、自分の課題になっているのでしょうね