会話の心・技・体

武道、スポーツ、囲碁・将棋やかるたまで、あらゆる競技に心・技・体の3つの要素が大事であるように、会話においてもまた心・技・体が大事です。では、会話における心・技・体とは一体どんなものなのでしょう。このブログではそれを9つの原則にまとめて書いていきます。

Q.049 「あうん」の呼吸で相手に分かってほしいんですけど

A.049
テレパシーが使える超能力者じゃあるまいし、無理と思いましょう


「以心伝心」
「あうんの呼吸」
「言わなくても分かってほしい」
これ、トラブルの元ですね
昭和以前の物語には長年連れ添った夫婦が、お互いの事をすごくよく分かっていて、旦那さんが何も言わなくても、奥さんがお茶出したり、新聞持って来たり、灰皿出したりし、
それを見た若い夫婦が
「まだまだ、私たちはあの境地には達してないね」
等と感嘆する描写があったりしたものですが(ちなみに「サザエさん」)、
そんな事は現実離れしたファンタジーだと思った方がいいでしょう
大体、上の描写だって、奥さんが旦那さんに対していろいろしてはいますけれど、旦那さんが奥さんに何かをしてあげるという描写は無いんです
これ、アンバランスですよね

ちゃんと、報連相=報告・連絡・相談をしましょう
口で言ったり、文章で目に見える形にして伝えたりしなければ、コミュニケーションはスムーズにいかないのです
能動的に、意識的に、積極的に伝えましょう
伝えなくても伝わるだろうというのは誤りです
伝えなければ伝わりません