会話の原則1「否定しない」心構え3「意見が違ったら相手が正しい」
世間話、雑談をしていて、あなたと相手の意見が違ったらどうしましょう。
先の記事でも書きましたが、あなたが肯定できない意見の場合は
「そのようにお考えなんですね」
と返せばいいのですが、ここでは別のことを書きます。
それは、「意見が違ったら相手が正しい」という心構えです。
この心構えにも2つあります。
1つは、相手が間違っている場合。
たとえば、
「江戸幕府ができたのは○○年だよね」
「運命を作曲したのは□□だよね」
これって、人によって考えが違うといった性質のものではないですよね。
もし事実と違うことを言っていた場合、相手に対し、
「あなたはそう考えてるんだね」と言ったらなんだか嫌味です。
そんな時は、
「ああ、そうなんですね」
「ちょっと、自分、詳しくなくて……」
といった感じであいまいに返します。
世の中、なんでもかんでも白黒つけず、灰色にしておいた場合がいいこともあるのです。
もう1つは、相手が正しい場合。
たとえば、
「あなた、感じ悪いですよ」
「くさいです」
「それ、間違ってますよ」
「失礼じゃないですか」
と言われたとします。
かちんときますよね。
かちんときますけど、けっこう本当のことだったりするんですよ。
あなたは本当に感じ悪いのかもしれません。
くさいのかも。間違ったのかも。失礼だったのかも。
他人から言われた耳の痛いことって、だいたい正しいんです。
「意見が違ったら相手が正しい」という心構えでいましょう。