会話の心・技・体

武道、スポーツ、囲碁・将棋やかるたまで、あらゆる競技に心・技・体の3つの要素が大事であるように、会話においてもまた心・技・体が大事です。では、会話における心・技・体とは一体どんなものなのでしょう。このブログではそれを9つの原則にまとめて書いていきます。

Q.046 口だけの人が許せません

A.046
視界に(聴界に)入れない事です


口だけという事は行動がともなわないという事ですよね
という事は実害は無いのですから、その人の言う事を信用しない、相手にしない――それで解決します
視界に(聴界に)入れないようにしましょう

世の中には4種類の人間がいます
1.有言実行(言い、それを実行する人)
2.不言実行(言わないが、それを実行する人)
3.有口無行(言うけど、実行しない人)
4.無言無行(言わないし、実行しない人)

いちばん望ましいのはどれでしょう
それは、1番です
やるという事を宣言するわけですから、周りの人たちもそれに対しても心づもりができますし、その仕事は分担しなくていいわけですから、周りの人たちは安心して他の仕事に取り組めます

日本では不言実行の2番が美徳とされますが、周囲の人にとって親切なのは1番ですね
「あの人、やってくれるのかな? やってくれないのかな?」
「不言」だと、周りの人たちは、やきもきしながら待たなければなりません
やってくれるかくれないのか分からないから、計画も立てにくくて困るわけです

また、不言実行は、ある意味ずるい手段です
たとえ実行しなかったとしても、あらかじめ言っていないわけですから、文句は出ないわけですからね
そして、実行すれば
「黙ってやってくれたんだ、ありがたい!」
と周りの人に感謝されます
やらなくても文句は出ない
やれば感謝される
やる側からすれば、不言実行は楽なやり方です

最悪なのは3番の「ゆうこうむこう」です
これは嘘をついているわけですから
相手にしてはなりません

実行しないくらいなら黙っている
4番は、3番よりはずっとマシと言えるでしょう