会話の心・技・体

武道、スポーツ、囲碁・将棋やかるたまで、あらゆる競技に心・技・体の3つの要素が大事であるように、会話においてもまた心・技・体が大事です。では、会話における心・技・体とは一体どんなものなのでしょう。このブログではそれを9つの原則にまとめて書いていきます。

マザリーズ(母親語)。子どもへの「そうなのーー」「~~なんでしゅね」「○○でちゅかぁ」には意味がある

 赤ちゃんや幼児、小学校低学年の子に対し、大人は無意識に、高めの、ゆっくりな、抑揚のある呼びかけ方をします。
 これは「マザリーズ(母親語)」と呼ばれるもので、脳科学的に意味があるものなのです。
 赤ちゃん、幼児は、こういった話しかけ方をされると、最も安心して反応するということがこれまでの研究で分かっています。
 そして、これは言語や国の違いを問わず、世界共通の傾向です。
 会話の原則8「呼びかける」
 より良い子育てのためには、たくさん話しかける事が大切です。
 ですが、中には、クールに、事務的に、ヒステリックに、威圧的に子どもに呼びかけている人、いませんか。
 幼い子どもに対してはマザリーズですよ。
 また、幼い内に十分に親から関わってもらえなかった子に対しては、たとえその子が小学校高学年や中高生、大学生の年齢になっていたとしてもマザリーズは有効です。
 「育て直し」などと言われますね。
 その呼びかけ方が適切な子、必要な子に対しては、高めの、ゆっくりな、抑揚のある言い方で呼びかけてあげると良いでしょう。