会話の心・技・体

武道、スポーツ、囲碁・将棋やかるたまで、あらゆる競技に心・技・体の3つの要素が大事であるように、会話においてもまた心・技・体が大事です。では、会話における心・技・体とは一体どんなものなのでしょう。このブログではそれを9つの原則にまとめて書いていきます。

良い事は追いかけてでも言う。電話をかけてでも伝える。

 お礼は3回言いましょう。
 1回目は何かをしてもらった直後に「ありがとうございました」と。
 2回目はその日の別れ際に「今日はありがとうございました」と。
 3回目は翌日に「昨日はありがとうございました」と。
 でも、言い忘れてしまうことがあったり、会うタイミングを取れなくて言えなかったりすることがあります。
 別れ際、もしお礼を言うのを忘れていたのを思い出したら、戻ってきてでも、あるいは去り行く相手を追いかけてでもお礼を言いましょう。
 これは、お礼でなくても同じです。
 相手をほめたい時、伝えたい良い事があった時なども、自分が戻ってきてでも、相手を追いかけてでも伝えましょう。
 良い事であれば、電話をかけてでも伝えていいくらいです。
 声で伝えるのがいちばんいいのですが、電話をかけられない時、電話がつながらない時などはメールやLINEなどの文章で伝えてもいいでしょう。
 ただ、文字情報の場合はずっと残りますので、表現には注意が必要です。
 「これ、かわいくない」は、「かわいい」の否定にも取れるし、「かわいい」の同意を求める書き方にも取れます。
 「なんで来たの」は、「来てほしくなかったのにどうして来たんだ」と問う書き方にも取れるし、「どの交通手段を使ったのか」と問う書き方にもとれます。
 こういったことに気を付けながら、良い事は相手を追いかけてでも、自分が戻ってきてでも言い、電話をかけてでも伝えるようにしましょう。