会話の心・技・体

武道、スポーツ、囲碁・将棋やかるたまで、あらゆる競技に心・技・体の3つの要素が大事であるように、会話においてもまた心・技・体が大事です。では、会話における心・技・体とは一体どんなものなのでしょう。このブログではそれを9つの原則にまとめて書いていきます。

会話のネタ3「道楽の話題」

 「ド」は、道楽についての話です。
 道楽、趣味、嗜好などについての話題です。

「ご趣味は何ですか?」
 耳にしたことあるのではありませんか。
 定番の質問ですよね。
 もし、相手が釣りが趣味だということであれば、どこへ釣りに行くのかとか、今までいちばん釣った大物は何かとか、釣り道具のことだとか、いろいろと質問することで話題を広げていきます。
 もし、相手が写真が趣味だということであれば、どこへ撮りに行くのかとか、今まで撮ったものでいちばん心に残っているものは何かとか、カメラ・撮影機材のことだとかで、やはり話題を広げていきます。
 自分が釣りや写真に詳しい必要はありません。
 相手にしゃべってもらい、こちらは教えてもらうつもりで聞いていれば良いのです。

 注意しなければならないことがあります。
 自分もその趣味に詳しい場合です。
「実は私もそのことについてはちょっとうるさい方でして……」
などと、自分の知識をさらけ出したり、持ち物の自慢をしたりしてはいけません。
 相手と競い合い、戦いのようになってしまってはなりません。
 せっかくいい関係を築くために行われている会話が、かえって相手との関係を壊すために行われることになってしまいます。
 趣味比べをして、相手を言い負かすことが目的ではありません。
 気を付けましょう。