会話の心・技・体

武道、スポーツ、囲碁・将棋やかるたまで、あらゆる競技に心・技・体の3つの要素が大事であるように、会話においてもまた心・技・体が大事です。では、会話における心・技・体とは一体どんなものなのでしょう。このブログではそれを9つの原則にまとめて書いていきます。

会話のネタ2「気候の話題」

 「キ」は、気候についての話です。
 気候、季節、天気などについての話題です。
「この暑さ、いつまで続くのでしょうね」
「もう3日も雨が降っていますね」
「最近めっきり涼しくなりましたね」
「このあいだ、○○の花が咲いていたんですよ」
「日が短くなりましたね/長くなりましたね」
などなど、気候についての話題は定番中の定番です。

 気候の話なんかして意味あるのか――などと思ったりしていませんか。
 こういうのって、話の潤滑油なんです。
 雑談なんです。
 雑談は、意味が無いところに、意味があるんです。
 車のハンドルの遊びのようなもの、タイヤのサスペンションのようなもの、緩衝材、クッションです。
 これによって、お互いの気持ちを解きほぐし、雰囲気を柔らかくすることができるのです。

 多くの人たちは、毎日空の下を歩いています。
 1日中屋内で過ごすという人でも、窓から外は見られるのはないでしょうか。
 気候の話は、誰でもできる話題です。
 特段の知識も経験も必要ありません。
 だからこそ、気候の話は重要であり、価値があるのです。
 話のネタに困った時、気候の話題、してみましょう。