会話の原則8「呼びかける」信頼貯金2「名前を呼んで話しかけよ」
「呼びかける」ことによる信頼貯金の残高アップ2は「名前を呼んで話しかけること」です。
学校や職場、近所などで名前を呼んでいますか。
中には名前を知らない人もいるでしょうが、可能な限り名前は覚えたほうがいいです。
そして、話しかけるときは、名前を呼びましょう。
「○○さん、今日も暑いですね」
「□□さん、今お帰りですか」
単純に、
「今日も暑いですね」
「今お帰りですか」
と話しかけるよりもあなたの信頼貯金は残高アップします。
「暑いですね」とか「今お帰りですか」とか、ほか、スポーツの話題、芸能人の話題、テレビ番組の話題、流行している歌の話題など、雑談なんかに意味があるのかとお考えの人、いらっしゃるかもしれません。
ずばり言いましょう。
意味はあります。
雑談に意味はありません。
そう。
雑談には「意味が無いことに意味がある」のです。
会話において、例えばあなたが商談で顧客を訪ね、会うなりいきなり
「では、ここに名前書いてハンコ押してください」
と言ったらどうでしょうか。
さすがに相手も引くでしょう。
まずは、
「今日は雨ですね」
とか、
「そこに飾られているお花きれいですね」
とかいった雑談から入るはずです。
いきなり本題には入りません。
料理で炒め物をするとき、まずは油をしきますよね。
油なしだったら焦げ付いてしまいます。
機械だって、油をささずに動かしたら、きしんだりすり減ったり焼きついたりしてしまいます。
会話における雑談とは、油、潤滑油なのです。
先の言葉にも、
「○○様、今日は雨ですね」
「□□様、そこに飾られているお花きれいですね」
と名前を付けて呼びかければなお良いでしょう。
名前を呼んで話しかけましょう。