会話の心・技・体

武道、スポーツ、囲碁・将棋やかるたまで、あらゆる競技に心・技・体の3つの要素が大事であるように、会話においてもまた心・技・体が大事です。では、会話における心・技・体とは一体どんなものなのでしょう。このブログではそれを9つの原則にまとめて書いていきます。

会話のネタ11「食べ物の話題」

 「タ」は、食べ物についての話です。
 グルメ、いいお店、各地の名物、個人の好き嫌いなどについての話題です。
「私はラーメンが大好きなんです。○○通りにある△△軒の塩ラーメンは絶品で、週に1度は必ず食べに行くんです」
 みたいな感じで、話のきっかけとします。
 人は何らかの形で栄養を摂らなければ生きていけません。
 物を食べない人はいませんから、万人が共通して話題にできることといえます。
(重病でチューブから栄養を摂っているという人は、自分の口で物を食べることはできませんが)
 食べ物の話題は多くの人が共通にネタとできるものですが、注意するべきことがあります。
「好きな食べ物は何ですか?」
「どこのお店によく行きます?」
「苦手な物ってありますか?」
 このように、相手に質問ばかり投げかけますと、何だか警察の取り調べ、事情聴取みたいですよね。
 冒頭に挙げた台詞のように、まずは自己開示から始めましょう。
「自分の好きな食べ物は□□です」
「あそこのお店によく行きます」
「苦手な物は**なんですよ」
みたいな感じで、自分のことからまず語るのです。
 それから、相手のことを尋ねるようにします。
 中には重篤な食物アレルギーがあったり、過去に(あるいは現在)拒食症や過食症に苦しんでいる人もいるかもしれません。
「食べ物の話題、このまま続けてOKかな」
と、相手の表情を探りながら、会話を続けていきましょう。