会話の心・技・体

武道、スポーツ、囲碁・将棋やかるたまで、あらゆる競技に心・技・体の3つの要素が大事であるように、会話においてもまた心・技・体が大事です。では、会話における心・技・体とは一体どんなものなのでしょう。このブログではそれを9つの原則にまとめて書いていきます。

会話のネタ12「地域の話題」

 「チ」は、地域についての話です。
 ご近所のローカルな話題、地域のあるあるなどについての話題です。
 また、出身地が同じ都道府県や同じ地方だったりすると、地元のトピックで盛り上がることもできるでしょう。
 県民の独自性を取り上げるバラエティ番組がありましたが、こんなにテレビやネットが普及した21世紀の現代社会においても、その都道府県独自の文化というものが生き続けているものです。

・長らく標準語だと思っていた言葉が実は方言だった。
・全国共通だと信じていた生活習慣が実は地元独自のものだった。
・転居先で指摘され、初めて地域特有のものだったことに気付いた。

 皆さんにも、そんな経験がありませんか。

 ご近所の方と話をする時は、お互い、同じ町内に住む者同士だからこそ通じる話題がありますよね。
 どこのお店で特売をやっていたとか、その角にはもう直ぐ新しいお店が開店するらしいとか、○○さんとこのお嬢さんはもう直ぐ結婚するそうだとか、あそこの道路はもう直ぐ拡張工事が始まるようだとか。
 気を付けたいのは、興味本位の根掘り葉掘り聞き合う噂話や他人の悪口になったりしないようにすることです。
 噂話や悪口を嬉々として話す姿は決して美しいものではないですからね。
 また、近隣の学校の話題にも気を付けたいものです。
「△△校の生徒は素行が良くないわね」
と考え無しに口にしたら、実は話し相手の息子がその学校の生徒だった――などということがあるものです。

 どちらにしろ、噂話や悪口にならないよう気を付けて、地域をネタにした話題を楽しみたいものですね。