会話の心・技・体

武道、スポーツ、囲碁・将棋やかるたまで、あらゆる競技に心・技・体の3つの要素が大事であるように、会話においてもまた心・技・体が大事です。では、会話における心・技・体とは一体どんなものなのでしょう。このブログではそれを9つの原則にまとめて書いていきます。

会話のネタ7「旅行の話題」

 「リ」は 旅行についての話です。
 国内旅行、海外旅行、その地の名物、おいしい食べ物、にぎわう観光地などについての話題です。

 これは、ゴールデンウィーク明けやお盆休み明け、年末年始の後などに出すとタイムリーですね。
「お休みはどうされていたのですか」
などと聞きます。
 中には旅行に行っていない人もいるでしょう。
毎日動画配信サイトを見ていた」
「オンライン対戦ゲームをずっとやっていた」
などという人もいるかもしれません。
 旅行に行った人なら、差し支えなければ、
「○○に行ったんですよ」
と話してくれるはずです。
 そうしたら、あとは、
「そうですか、いいですね」
と言った後、
「気温はどうでした?」
に始まり、食べ物、訪れた先、何をしたか等々を、相手の反応を見ながら差し支えない範囲で聞いていきます。
 人によってはあまり踏み込まれて聞かれたくない場合もありますから、そこは相手が話したそうかそうでなさそうか、こちらで表情をよく見取る必要があります。

 飛行機がエコノミーだったのかどうかとか、泊まったホテルの名前だとかは、相手から出ない場合は質問は控えましょう。
 やはり、相手のふところ事情を聞くような問いですから、失礼だと感じる人もいます。
 外国人だったら、こういったことも遠慮なくずけずけ聞き、聞かれた方もあっけらかんと答えたりします。
 ですが、日本人同士であれば、少し遠慮をしながら、そのあたりは聞いたり話したりするものですね。

 自分の旅行について話す場合も同様です。
 自慢話ととられないよう、配慮をしながら話をしましょう。