会話の心・技・体

武道、スポーツ、囲碁・将棋やかるたまで、あらゆる競技に心・技・体の3つの要素が大事であるように、会話においてもまた心・技・体が大事です。では、会話における心・技・体とは一体どんなものなのでしょう。このブログではそれを9つの原則にまとめて書いていきます。

会話のネタ17「はやりの話題」

 「ハ」は、はやりについての話です。
 流行しているもの(ファッション、食べ物、音楽、アニメ、お笑い)、昔流行したもの(同世代ならば共通体験の話)などの話題です。

「私は世の中のはやりごとなどに一切興味は無い!」
などという気難しい人でない限り、はやっている物事に関しての話題は、世間一般共通の話題といえるでしょう。
 ただ、人によって興味の対象は違います。
 ファッションの流行に詳しくても、音楽の流行についてはあまり知らないなどという場合があるでしょう。
 あなたはファッションの流行に詳しいが、相手はファッションの流行に詳しくない。
 相手は音楽の流行に詳しいが、あなたは音楽の流行に詳しくない。
 そういう場合の話題の選択はどちらにするか。
 そう、音楽ですね。
 相手に合わせます。
 あなたが音楽の流行に詳しくなくても大丈夫。
 相手にいろいろ聞いて、相手の知識に「へぇーー」「そうなんですか」「知りませんでした」「勉強になります」などと感心しながら教えてもらえばいいのです。
 逆に相手が、「ファッションの流行について教えてほしい」とたずねてきたら、そこはあなたの知っていることをお話ししましょう。
 ただし、相手の方があなたに対する社交辞令でそう言っている場合もあります。
 相手の表情、反応を見ながら話を続けましょう。
 得意になってあなたの知識をひけらかし、長話をひけらかしたりすることにならないよう注意しましょう。