会話の心・技・体

武道、スポーツ、囲碁・将棋やかるたまで、あらゆる競技に心・技・体の3つの要素が大事であるように、会話においてもまた心・技・体が大事です。では、会話における心・技・体とは一体どんなものなのでしょう。このブログではそれを9つの原則にまとめて書いていきます。

「返し」が大事

 会話はキャッチボールです。
 相手から話をふられたら、それを投げ返さなければなりません
 話をふられて黙っているのは、ボールを受け止めて投げ返さないのと一緒です。
 では、どう返すか。


1.話をふくらませて返す

「犬、好き?」
と聞かれ、
「ええ、まあ」
だけだったら、それで会話は終わってしまいます。
「好きです。特に好きな犬種はダックスフンドです」
というように、ちょっとふくらませて返しましょう。


2.別の話題で返す

「犬、好き?」
と聞かれ、あなたが犬嫌いだとしても、
「嫌いです」
と答えたら、会話が終わるどころか、雰囲気も悪くなってしまいます。
 そういう時は、
「動物はちょっと苦手で……。でも、虫なら好きで、子どものころはよくクワガタを飼っていました」
などと、別の話題で返すことです。
 ただ、ここでも「ペットつながり」という最低ラインは維持しています。
 別の話題とはいえ、少しは共通項のある話題で返しましょう。


3.逆に質問する

「犬、好き?」
と聞かれたとき、
「飼ったことないですし、あまり犬には詳しくないのですが、犬お好きなんですね。どんな種類がお好きなんですか?」
と、逆に相手に質問してしまうやり方です。
 相手が「犬」の話題をふってきたのは、相手が犬に関心があるからです。
 相手に犬のことをたっぷり語ってもらいましょう。