会話の心・技・体

武道、スポーツ、囲碁・将棋やかるたまで、あらゆる競技に心・技・体の3つの要素が大事であるように、会話においてもまた心・技・体が大事です。では、会話における心・技・体とは一体どんなものなのでしょう。このブログではそれを9つの原則にまとめて書いていきます。

「はい」「いいえ」で答えられる質問では話が広がらない

「朝食は食べてきましたか」
「今日はノーネクタイなんですね」
「猫は好きですか」

 このように、「はい」「いいえ」で答える質問では、相手が「はい」か「いいえ」で答えた時点で会話終了ですから、話が広がりません。
 気の利いた相手なら、
「ええ、今日は朝から焼肉食べてしまいました」
「暑いですからねーー。もう、これからはノーネクタイですよ」
「ええ、特にスコティッシュフォールドという種類の猫が好きなんです」
とアレンジした答えを返してくれるかもしれませんが、そうでないことも多いでしょう。

 こういう時は、答えが「はい」「いいえ」にならない質問をしましょう。
「朝食は、いつもどんなのを召し上がるんですか」
クールビズでおすすめのワイシャツって何色でしょうね」
「動物は何がお好きですか」
 こうすれば、相手もいろいろな答え方がありえますから、そこから少しずつ会話のバリエーションを広げていくことができます。