会話の心・技・体

武道、スポーツ、囲碁・将棋やかるたまで、あらゆる競技に心・技・体の3つの要素が大事であるように、会話においてもまた心・技・体が大事です。では、会話における心・技・体とは一体どんなものなのでしょう。このブログではそれを9つの原則にまとめて書いていきます。

Q.011 家族が言う事を聞きません

A.011

それをこれまで容認してきたあなたが変わるしかありません

 

 

片付けない夫、勉強しない息子、門限を守らない娘……

あなたの家族はあなたの言う事を聞かない者ばかり

 

あなたが片付けない夫や、勉強しない息子や、門限を守らない娘に悩まされるのは……、

はい、もう耳タコですね

前に(今世や前世で)あなたが、片付けなかったり、勉強しなかったり、門限を守らなかったりして家族を悩ませた事があなたに返ってきたからです

 

そして、他人を変える事はできません

あなたが変わるしかありません

夫が片付けなかったり、息子が勉強しなかったり、娘が門限を守らなかったりするのは、あなたがこれまでそれを容認してきたからです

たとえば、「守らなかったら牢屋に1か月閉じ込めておく」と宣告され、実際にそれが行われるとしたら、夫は片付けるし、息子は勉強するし、娘は門限を守る事でしょう

でも、実際にあなたはそんな事できませんよね

第一、自宅に牢屋無いし

 

ただ、約束を守らせる事はできます

約束を破ったらどうするか決める事もできます

そして、約束を破ったら厳格にそれを実行します

だからあなたはまず、夫と、息子と、娘と話し合いましょう

 

たとえば娘

まず、門限の時刻設定の見直しを行います

たとえば、設定された時刻が現実的でないのであれば、娘と話し合って、実際に守れる時刻を設定し直します

この時、あなたからは若い女の子の身の安全のために遅い時刻まで外で一人で居る事のリスクを伝え、娘も十分納得した上での門限を設定する事を忘れてはいけません

 

そして、門限に間に合わなかったらどうするかのペナルティを決めます

たとえば、もっとも効果が高いのはお小遣いのカットでしょう

ほか、娘の服の洗濯は娘が自分でするようにし、一定期間はしてやらないとか

弁当を作ってやらないとか決め(もちろん代わりに昼食代を渡すというのも無し)、

娘が門限を破ったら、厳格に実行します

 

さて約束を決めたのにも関わらず門限が破られた時、あなたが怒り狂う必要はありません

娘が門限に遅れて帰ってきたら、ペナルティを実行する事を淡々と伝えます

「お帰り。帰りが遅いからとっても心配したよ。無事で良かった。ところで、門限を破ったから、約束のペナルティは実行するからね」

と普通に伝えればいいのです

 

さて、以上をやってみたら、どうなるでしょうか

以後、きちんと門限を守るようになる娘さんもいるかもしれませんが、自分が悪いのを棚に上げて母親に対して娘が逆ギレし、その後、母子関係が悪化する――そんなケースもあるでしょう

そのリスクを背負う覚悟が無いのであれば、娘の門限破りには今後もオロオロし続けるしかありませんね

あなたも本気で娘に向き合い、激突し、関係が悪化しても、何としても門限破りには立ち向かう――それくらいの覚悟が無いのであれば、やめた方がいいでしょう

 

片付けない夫や、勉強しない息子への対処も、同様です