会話の原則9「受け答える」
信頼を高めるために必要な最後の原則は「受け答える」です。
ここでも例を2つ挙げましょう。
1つは返事です。
たかが返事?
そう、返事です。
この「たかが返事」ができていない人が、いかに多いか。
小学校に入学したら「返事は、はい」と先生に習います。
でも、きちんとできる子って、少ないのですよ。
学校教育を卒業してからも、就職先で上司から呼ばれた時にちゃんと返事ができる人も決して多くありません。
返事ができるだけで、大幅に信頼はアップします。
単純に、返事をしてくれる人は感じがいいです。
誰だって感じのいい人に話しかけたいですよね。
だから、いい返事をしていると、頼まれごとが多くなってきます。
その頼まれたことを、面倒がらずにこなしていくことで、周囲からの信頼はますます上がり、それが抜擢や出世などにつながることも少なくありません。
返事をしましょう。
2つめは相槌です。
たかが相槌?
そう、相槌です。
話を聞くとき、首を縦に振りましょう。
「うんうん」「へえ」「そうなんですか」等の言葉で合いの手を入れましょう。
時には原則5「繰り返す」、原則7「ほめる」(「すごいですねえ」「びっくりしまっした」)等をまじえます。
相手がうまく相槌を入れてくれるとあなたにも分かりますが、上手な相槌が入るととても話がしやすいのですよ。
何より「自分の話を真剣に聞いてくれている」と相手に思ってもらえます。
初対面の人と話すときでも、上手に相槌を入れながら、「高橋さんの話、おもしろいですねえ」等と名前を呼びながら話を聞いたら、会話をしながらどんどん信頼関係を強めていくことできます。
相槌を打ちましょう。
そもそも、会話しているのにきちんと受け答えしなかったら、相手はもう話す気など失せてしまいます。
しっかりとした受け答えを常に心がけましょう。