会話の心・技・体

武道、スポーツ、囲碁・将棋やかるたまで、あらゆる競技に心・技・体の3つの要素が大事であるように、会話においてもまた心・技・体が大事です。では、会話における心・技・体とは一体どんなものなのでしょう。このブログではそれを9つの原則にまとめて書いていきます。

会話の原則7「ほめる」信頼貯金2「私メッセージでほめる」

 「私メッセージ」という言葉を聞いた事がありますか。
 「アイメッセージ(I message)」とも言います。
 何かを伝えるとき、主語を「あなた」ではなく、「私」にして伝える言い方です。

 たとえば、相手から怒鳴られて嫌な思いをしたとしましょう。
「なんだよ、あなたのその言い方は? ひどいじゃないか!」
こう言うのが「あなたメッセージ」。

 対して、
「私は怒鳴られて、とても嫌な思いをしたよ」
と言うのが「私メッセージ」です。

 「私メッセージ」は、相手に苦情を言う時でも、攻撃的ニュアンスが減ります。
 「相手がどうこう」ではなく、「自分がどうであるか」を伝える言い方だからです。

 ほめる時には、「あなたのおかげで私はこんなに嬉しくなったよ」「私は幸せになったよ」というニュアンスを伝えることになり、これまた効果の高い言い方です。

「私は助かったよ」
「うれしいなあ」
「幸せだ」
 こんなように、自分がどうであるかを相手に伝えることで、相手をほめる言い方に活用できるのが「私メッセージ」です。
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