会話のNG行動7「ほめない」(会話の原則7「ほめる」に反する)
「ほめる」というと、相手へのゴマスリとか、媚を売るようだとか、自分のプライドが許さないとかいう人がいますが、そうではありません。
脳科学的にも、ほめ言葉はその言葉自体が良い影響力をもっています。
たとえば、
「すごい」
という言葉は、
「あなたは、すごい」
と言っても、
「私は、すごい」
と言っても、あなた自身の脳にとって「すごい」良い影響力があるのです。
だから、人をほめればほめるほど、実はあなた自身をほめるようなものであり、あなたにとってお得なのです。
あなたが親なら、我が子をほめましょう。
けちけちしないで、ほめましょう。
些細なことも、ほめましょう。
「そんなの当たり前のことだ。
ほめられない」
そう言う人がいますが、そもそも
「当たり前」
のことなどこの世には無いんですよ。
・字を書けること
・電気を使えること
・水が飲めること
・文字を読めること
・手足があること
・目が見えること
・耳が聞こえること
・歩けること
・雨風しのげる家で暮らせること
・食べられること
・今日、生きていること
みんな、当たり前じゃありません。
上記ができない人、上記を目指して今この瞬間がんばっている人、上記を失って悲しんでいる人、世界中にいるんです。
我が子が、お手伝いをしてくれた、肩をもんでくれた、宿題をがんばった――ほめましょう。
それが、配偶者だって、恋人だって、友人だって、部下だって、同僚だって、ご近所さんだって同じです。
どうほめたらいいか分からない人は、
「ほめ言葉の、さしすせそ」
を覚えておいて使いましょう。
・さすが,最高
・知らなかった
・すごい,すばらしい
・センスある,世界一
・そうなの,そうなんだ,そうだったんだ
会話のときは、ほめましょう。
ちなみに、
「婚活パーティーで使える、さしすせそ」
というのもありますので、オマケでご紹介しますね。
・先程〇〇とおっしゃいましたが、私もなんです!
・しっかりなさってますね。
・好きな〇〇はなんですか?
・席を取っていただいて、ありがとうございます。
・想像していたよりも、素敵な方ですね。