会話の心・技・体

武道、スポーツ、囲碁・将棋やかるたまで、あらゆる競技に心・技・体の3つの要素が大事であるように、会話においてもまた心・技・体が大事です。では、会話における心・技・体とは一体どんなものなのでしょう。このブログではそれを9つの原則にまとめて書いていきます。

話す相手の顔(目)を見よう

 結論から言うと、話をする時は相手の顔(目)を見ようということです。
 小学生の頃、
「話す人の顔を見なさい」
「発表する時は体の向きを聞く人に向けなさい」
こんな風に先生から言われませんでしたか。
 外国人には、しっかり相手と目と目を合わせて会話をする人が多いですが、日本人には、すっと目をそらす人が少なくありませんね。
 会話をする時は、相手の目を見ましょう。
「目を見るのはちょっとやりにくい」
「できない」
「恥ずかしい」
という人は、せめて相手の顔を見ましょう。
 でないと、誰に対してしている話なのかという基本的なことさえ相手に伝わらない場合があります。
 感謝の気持ちを伝える時、謝罪の意を表する時など、顔を見ないで言葉を言ったとしてそれで相手に通じるでしょうか。
 相手が感謝されたとか謝罪されたとか思ってくれるでしょうか。
 難しいですよね。
 それどころか、
「顔をそむけたままそんなことを言うなんて、なんと失礼な人だろう」
とかえってマイナスの印象をもたれてしまう可能性だってあります。
 話をする時は相手の顔を(できれば目を)見ましょう。