会話の心・技・体

武道、スポーツ、囲碁・将棋やかるたまで、あらゆる競技に心・技・体の3つの要素が大事であるように、会話においてもまた心・技・体が大事です。では、会話における心・技・体とは一体どんなものなのでしょう。このブログではそれを9つの原則にまとめて書いていきます。

拡張話法4「称賛」(会話の原則7「ほめる」)

 読んだままです。
 ほめましょう。
 勤め先でトイレ掃除をしてくれている人、出入口の警備をしてくれている人に、
「いつもありがとうございます」
と声をかけていますか。
 お礼の言葉は、ほめ言葉です。
 会話中も、集中力を働かせて、相手のいい点を見つけたらすかさずほめましょう。
「よくそこに気が付いたね」
「僕には思いつきもしないよ。大したもんだなあ」
「短期間でこんなに資料まとめてくれたの?」
「助かるなあ、あなたのおかげ」
「いつも気が利くね。うれしいよ」
 仕事ぶりもほめましょう。
 行動もほめましょう。
 ほめ方は、やっている内にうまくなります。
 あなたのほめ方がたとえ下手くそでも、少なくともあなたがその人をほめようとしたことは相手に伝わります。
 ほめましょう。
 ほめられて悪い気がする人はそうそういません。
 会話中ほめられれば、相手は気分よくその話題をますます語ることでしょう。
 それが、会話を拡げていくことにつながります。