会話の心・技・体

武道、スポーツ、囲碁・将棋やかるたまで、あらゆる競技に心・技・体の3つの要素が大事であるように、会話においてもまた心・技・体が大事です。では、会話における心・技・体とは一体どんなものなのでしょう。このブログではそれを9つの原則にまとめて書いていきます。

会話の原則2「最後まで聞く」

 会話の心・技・体の「心」。
 心構えの2つ目は、相手の話を「最後まで聞く」ということです。

 人との会話中、さえぎって「ちょっと待って」「自分はこう思うんだけど」「ところで、こないだの件だけどさあ」等とやったりはしていませんか。
 人の話は最後まで聞きましょう。
 人は自分の話を聞いてほしいのです。
 どれくらい聞いてほしいのかというと、全部聞いてほしいのです。
 ですから、相手と会話するにあたっては、相手の話は最後まで全部聞きましょう。
 間違っても、さえぎってはいけません。
 人は誰でも話の腰を折られるのが大嫌いです。
 もちろん、あなたも。

 少なくとも、この文章を読んでいるということは、あなたには良好な関係で会話をもちたい相手がいるということですよね。
 少しでもその参考になればとの思いで、この文章を読んでくださっているのだと思います。
 ならば、相手の話は最後まで聞きましょう。
 最後まで聞くことは時間がかかります。
 しかし、最後まで聞かないことがきっかけとなって相手との関係が悪化し、その後の関係修復に費やす膨大な時間に比べれば、最初の段階で相手の話を最後まで聞くのにかける時間は小さいものです。

 相手の話は最後まで聞きましょう。